タクシードライバーの必須のスキルのひとつに、「道を覚えること」があります。
お客様から見た場合、道に詳しいドライバーのほうが、道を知らないドライバーよりも安心できるものです。
未経験からドライバーになった方は、「道が覚えられるかどうか」は不安要素のひとつなのではないでしょうか?
今回は、道を覚えるために記憶力を高める方法について解説します。
繰り返し走る
どんなに知っている土地であっても、いざタクシーで走ってみると、まったく違う表情を見せるものです。
まずは営業エリアの主要道路から、繰り返し走ってみましょう。
主要道路が頭に入ってから、次に近道や裏道などを走ってみるのが最も効率の良い方法です。
地図と照らし合わせたり、逆方向から走ってみたりすることで、よりはっきりと地形を認識できるようになります。
覚えたことをアウトプットする
覚えたことをアウトプットするのも記憶力を高める方法のひとつです。
タクシーで新しく道を覚えたのであれば、走った道を地図上に書き出してみましょう。
走行中に目に入った建物や信号を地図と照らし合わせてみると、より立体的に地形が把握できるようになります。
さらに、カーナビや地図アプリをなぞるのではなく、実際に手を使って地図に書くことが大切です。
手を使って書くことで脳が刺激され、より記憶に残ります。
良質な睡眠
記憶力を高めるには、良質な睡眠をとることも重要です。
脳は睡眠中に情報を記憶として定着させると言われています。
睡眠不足の状態では、新しい道も覚えられません。
とくに隔日勤務の場合は長時間労働となるため、前日までにしっかりと身体を休めておきましょう。
自分の記憶力に自信を持つ
「土地勘がないから道が覚えられない」という姿勢では、覚えられるものも覚えられません。
むしろ「自分記憶力に自信がある」という姿勢で臨んだほうが、脳も新しい情報を積極的に覚えようとします。
最初はだれしも、知らない土地を走ることは不安なものです。
無理してすべての道を覚えようとせず、まずは主要道路から覚えていくようにして、徐々に自身をつけていってください。
まとめ
タクシードライバーに必須の「道を覚える」ために、記憶力を高める方法を解説しました。
道を覚えていないうちは、カーナビに頼ったり、お客様に尋ねたりすることも大切です。
タクシードライバーになりたてで、すべての道を把握している人などいません。
不安ななかでも自信は失わず、繰り返し走って道を覚えていきましょう。