コロナ禍のようなサービス・運輸業にとって厳しい状況にあっても、個人タクシーの売上を安定させるカギの1つが「固定客」の存在です。

実際に多くの固定客を持つタクシードライバーは、コロナ禍の危機的状況でも高い水準で売上を維持しています。

今回は、タクシーの固定客を作るための具体的な方法や注意点について解説します。

 

固定客を作るための具体的な方法

個人タクシーが通常のタクシーの営業をこなしているだけでは、なかなか固定客はついてくれません。固定客の獲得には、そのための具体的な行動が必要です。ここでは、固定客を作るための具体的な方法を紹介します。

 

1.名刺を渡す

もっとも簡単で今すぐ実践できる固定客づくりが、乗客に名刺を渡すことです。もちろん、名刺を渡すからには高い品質のサービスを提供しなければなりません。

 

心地よい乗車体験にドライバーの顔と名前が紐付けられれば、乗客に「このドライバーのタクシーなら、また利用してみよう」という気持ちにさせます。

 

実際に200名以上の固定客がいるタクシードライバーは、乗客の9割以上の方に名刺を渡して営業をすると言います。

 

2.乗客に合った車内の環境づくりをする

「名刺を渡す」方法でも述べたように、固定客づくりの第一歩は乗客に心地よい空間と快適な時間を提供することが重要です。

 

タクシーの乗客には、疲れている人や眠りたい人、会話を求めている人などさまざまなタイプがいます。乗客の様子や反応を見ながら、相手にとってベストな車内の環境を提供することが、固定客の獲得に繋がります。

 

3.他のタクシーとの差別化を図る

「今回のタクシーは良かった」と乗客に印象づけるには、他のタクシーとの差別化を図ることも大切です。

 

たとえば、ビジネスパーソンを乗せる機会が多いドライバーは、経済の話題や相手の業界の事情について会話ができるようになると、「話ができるドライバー」として記憶されます。

 

ほかにも、夏場には冷やしたおしぼりやドリンクを提供するなど、工夫次第で差別化を図ることは可能です。

 

固定客を作るときの注意点

乗客を誰でも彼でも固定客にすれば良いというわけではありません。かえって売上が伸び悩む原因になったり、ストレスを抱えたりしては本末転倒です。

 

固定客を作るときのチェックポイントは以下のとおりです。

 

  • 近距離移動にしかタクシーを使わない乗客でないか
  • 直前に呼び出すなど無茶な利用をしないか
  • 自分自身が長く付き合いたい相手か

 

タクシードライバーと乗客は、あくまでもビジネスの関係です。win-winの関係を築くためにも、上記のチェックポイントを意識して固定客づくりに取り組みましょう

 

まとめ

個人タクシーの固定客を作るための具体的な方法と注意点を解説しました。

ぜひ自身のアイデアで、また会社のルールの範囲内で、固定客づくりの方法を実践してみてください。

 


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