タクシー運転手を目指している方の中には、MT(マニュアル)車の運転に苦手意識があり、就職・転職できるか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
AT(オートマ)車しか運転経験がない方、またはAT限定免許しか持っていない方でも、タクシー運転手になることができます。
今回はタクシー運転手のAT限定・MT免許について解説します。
【結論】AT免許だけでもタクシー運転手になれる
結論を言うと、AT免許だけ、MT免許を取得していない人でもタクシー運転手になれます。
従来、タクシー運転手はMTの免許が必須、運転できて当り前といった暗黙の了解がありました。
ところが最近になって、タクシー車両にAT車を採用するタクシー会社が増えており、AT免許の普及率も高くなっています。
東京都内のタクシーを例に挙げると、最近はAT車の導入が急速に進んでおり、MT車をほとんど見かけないエリアもあります。
タクシーにAT車の採用が増えている理由
タクシーにAT車の採用が増えている背景には、AT車の性能向上が挙げられます。
ここでは、MT車と比較したAT車のメリットを取り上げます。
1.燃費が良い
2019年に発売された国産乗用車の98.6%がAT車という統計があるほど、現在は「AT車全盛期」です。
AT車が好まれている理由の一つに、燃費性能の向上が挙げられます。
以前は「AT車よりMT車のほうが燃費が良い」が常識でしたが、AT車の燃費性能の向上により、MT車の優位性もほとんどなくなってきています。
現在では、MT車よりもAT車を運転した方が、燃費良いケースも少なくありません。
2.乗り心地が良い
MT車は、運転者が変速操作を行うときに車体の揺れが発生します。
この車体の揺れを同乗者に感じさせるか否かは、個人の運転技術によって変わってきます。
一方のAT車は自動で変速操作を行うため、乗り心地がドライバーの技能に左右されません。
よほど運転技術が高い人でない限り、MT車でAT車を超える乗り心地を提供できる人はいないくらいです。
タクシー運転手に必要な二種免許にはAT限定もある
タクシー運転手になるに必須の資格に普通二種免許があります。
この二種免許にはMT免許とAT限定の2種類があり、どちらか一方の取得が必須です。
つまり、「AT車の運転経験しかなく、MTの運転は不安」という方でも、AT限定の二種免許を取得すればタクシー運転手になることができます。
まとめ
タクシーに必須の資格である普通二種免許には「AT限定」があるため、MT車の運転に不安がある方でも問題ありません。
太洋モータースでは、入社後2年間の勤務実績があった場合に、二種免取得費用を当社が全額負担しています。
「普通免許しか持ってないけど、タクシー運転手に興味がある」という方は、ぜひ太洋モータースにご相談ください。