どの業界にも、身内だけで通じる「業界用語」や「隠語」があります。
たとえば「デカ」「マル暴」など、警察の隠語はよく知られていますね。
タクシー業界にも、もちろん業界用語や隠語が存在しています。
知っていると明日から乗車が楽しくなる?タクシーの業界用語・隠語をご紹介します。
※意味や由来には諸説あります
乗客についての隠語
【ゴミ】
近距離のお客様を指す隠語です。初乗り530円の時代に「530=ゴミ」と語呂を合わせたことから近距離のお客様を「ゴミ」と呼ぶようになったと言われています。
しかし近距離のお客様を「ゴミ」扱いしているわけではありません!
【おばけ】
深夜に長距離利用されるお客様を指す隠語です。「幽霊部員」などと言うように「居るか、居ないのかわからない」という意味よりも、ビックリするほど嬉しいという、ドライバーの気持ちがこもっています。
【カバンの忘れ物】
「カバンの忘れ物」とは、不審者を乗せてしまった際に運転手が無線で出すSOSのサインのことです。また似たような隠語に「大きな忘れ物」があり、こちらはタクシーを奪って逃走した容疑者を指します。警察から協力要請の無線などで使われることがあるようです。
運転手、タクシー会社についての隠語
【白タク】
最近何かと問題になっている「白タク」は、自家用車を使って、無許可・無免許でタクシー営業をすることですが、自家用車のナンバープレートが白色であることが隠語の由来です。タクシーは商業車ですので、ナンバーは緑色です。
【わかめ】
回送のことを指します。もちろん回送(=海藻)のダジャレが由来です。
【大日本帝国(だいにほんていこく)】
東京の大手タクシー会社4社の俗称で、「『大』和自動車交通」「『日本』交通」「『帝』都自動車交通」「『国』際自動車」のそれぞれの先頭の文字を取って呼ばれます。
場所についての隠語
【0番地(ゼロばんち)】
火葬場や霊安室などを指す隠語です。由来には諸説あり、「あの世には番地がない」ということや、0(れい=霊)を指すとも言われています。地域や会社によっても異なるようです。
【上(うえ)、下(した)】
「上」は高速道路、「下」は一般道路のことです。また、一般道は「地べた」とも言い、一般道路を走っても料金が上がらず、次の乗客を乗せることもできないため、機会損失を嫌って言うことがあります。
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