当コラムでも過去に取り上げた「空飛ぶタクシー」。
世界的には近い将来、空飛ぶタクシーの試験サービスが行われようとしています。
先端テクノロジーの調査会社、AQU 先端テクノロジー総研が会社員、公務員、経営者など2,300人を対象にアンケート調査を6月26日に実施したところ、「近い将来もし仮に乗れるとすれば、どんなものに乗ってみたいか?」との問に、「空飛ぶクルマ」が60.9%と最も多く、実に5人に3人が空飛ぶクルマに乗ってみたい、ということが判明しました。
空飛ぶクルマや「空」インフラについて
今回の「未来の乗り物」に関するアンケートは、将来の空飛ぶクルマの方向性を考える目的で実施された経緯があります。
「flying car」と呼ばれる空飛ぶクルマの開発は、先進国を中心に進んでおり、近い将来、航空機とドローンの中間の乗り物として空飛ぶクルマ が登場するとも言われており、自動車で試みられている電動化、自動化の流れは空飛ぶクルマでも同様に進んでいくと見込まれています。
さらに、アンケートでは空飛ぶクルマに関連する項目として、「大都市の交通渋滞の深刻さを感じている」とした回答者が半数以上にのぼっています。
未来においては、大都市の交通渋滞の緩和策として、「空」を活用したインフラの整備、新しいサービスが大きく進んでいく可能性に期待できそうです。
陸と空の使い分けをして、陸は従来の交通網、空はタクシーや緊急車両など専用車が使えるようにインフラを整えれば、緊急を要する場合に大いに活躍しそうですね。
空飛ぶクルマ開発に対する日本のミッション
空飛ぶクルマが空飛ぶタクシーとして、実用化に向けて研究・開発が進められていますが、同時に日本は自然災害の多い国だからこそ、先頭に立って災害時の救命・災害対策車両としての空飛ぶクルマの活用に尽力してほしいという声もあります。
先日の中四国を中心とする豪雨による水害では、2階まで浸水した自宅の屋根の上で救助を待つ人々の姿が映し出されたことは記憶に新しいところですね。
あの場面で救助ヘリと共に5~10人が収容できる空飛ぶクルマがあれば、どれだけの人たちが1分1秒でも早く救助されたかと思うばかりです。
タクシーとして、災害対策として、期待が寄せられる「空飛ぶクルマ」を、われわれが乗車する、運転する未来はもうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。
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