当コラムでは、過去に運賃無料の代わりに広告費でまかなう「運賃無料タクシー」をご紹介しました。
世の中にはさまざまなコンセプトのタクシーが生まれるなか、フィンランドでまったく意外な方法で運賃を支払う世界初のタクシーが登場したようです。
フィンランドのタクシー事情
フィンランドの首都・ヘルシンキを走るタクシーはメーター制で、アメリカのようにチップの風習はありません。
対応が良かったり、サービスに満足したりということがあれば、感謝の気持ちの表れとして少額をチップとして渡す方法もあります。
ただし、流しのタクシーはないのでタクシー乗り場で拾わなければならないことと、ドアは自分で開けなければならないことを除けば、ほとんど日本のタクシーと同じです。
さらに、世界的な自動車のエコ化の流れはフィンランドでも同じで、電動自動車タクシーがヘルシンキ市内を走っているということです。
一見、何の変哲もないフィンランドのタクシー、「全く意外な方法で運賃を支払うタクシー」とは…?
世界初の「運賃を歌で支払う」電気自動車タクシー
フィンランドに登場した世界初の運賃システムを持つタクシーとは、「運賃を歌で支払う」電気自動車タクシーです。
運賃を歌で支払う電動自動車タクシー『Singalong Shuttle』は、フィンランドのFortum(フォータム)という電気事業企業が開発、BMW i3をベースとした騒音計内臓の電気自動車で、乗客の歌声が動力源になっているようです。
つまり、『Singalong Shuttle』を走らせるためには、大声で歌わなければならないということですね。
車内にはカラオケボックスのようにタブレット端末が設置されており、選曲したり歌詞を追ったりすることができるとのこと。
『Singalong Shuttle』はフィンランドのロックフェス『Ruisrock』でお披露目されるそうです。
もしも日本で「歌で運賃を支払う」タクシーを走らせたら…?
「歌で運賃を支払う」タクシーを走らせるために、乗客は大声で歌い続けなければならないということですが、期間限定のイベントとしては面白い試みと言えますすね。
タクシーの車内では静かに過ごしたいという方が多い日本ではなかなか生まれない発想とも言えそうですが…
もしも日本で「歌で運賃を支払う」タクシーを走らせるのであれば、華金の歓楽街やロックフェスやアイドルコンサートの会場の送迎(とくにイベント終了後)で活躍しそうですね。
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