タクシードライバーといえば、50~60代ぐらいの男性をイメージする方が多いのではないでしょうか?実は最近になって、新卒からタクシードライバーになる人が増えてきており、20代・30代の若手の転職先としても注目されているのです。
今回は若手・新卒でタクシードライバーになることのメリット・デメリットを解説します。
若手・新卒のドライバーの採用状況
2021年の全国ハイヤー・タクシー連合会の報告によると、全国の新卒タクシードライバーは924人に達しており、ここ10年では約20倍に増加しています。
一方で、20代・30代の若手ドライバーは不足傾向ながら、タクシー業界全体が高齢化という課題があるため、タクシー各社は若手の採用に積極的です。
まだまだ若手が少なく、業界全体が採用に積極的ということは、就職や転職を考える20代・30代とっては、今こそ内定を取れるチャンスと見て良いでしょう。
若手ドライバーのメリット
20代・30代の方がタクシードライバーになると、次のようなメリットがあります。
若手でも頑張れば頑張った分だけ稼げる
タクシードライバーの給与体系は、基本給+歩合給(+賞与)が一般的です。そのため、初年度からでも頑張れば頑張った分だけ収入がアップするため、他の業種よりも大きく稼げるチャンスがあります。
未経験デビューでも問題がない
タクシードライバーになるにはニ種免許の取得が必須ですが、多くのタクシー会社では免許取得の費用を全額負担しています。また、カーナビやアプリなどを駆使すれば、未経験をカバーすることも可能です。
若手ドライバーのデメリット
20代・30代でタクシードライバーへの就職・転職を検討している方は、次のようなデメリットも考慮する必要があるでしょう。
乗客からハラスメントを受ける可能性がある
タクシードライバーは現在も50代~60代の「ベテランの仕事」というイメージが根強くあります。そのため、カーナビやアプリで仕事を補助する若手ドライバーは、乗客からすると不安がられる要素もあるようです。また、ドライバーが若いことでハラスメントを受ける可能性も考えられます。
個人で仕事をするので孤独を感じることがある
タクシードライバーの乗務は、同僚や上司とチームで働くことがほとんどなく、基本的には一人です。一人のほうが気楽という方は問題ないかもしれませんが、慣れないうちは孤独を感じる方がいるかもしれません。
まとめ
タクシードライバーは頑張れば頑張った分だけ稼げる仕事で、意外に自由に使える時間も多いです。しっかり稼いでプライベートも充実させたい方は、ぜひタクシードライバーへの就職・転職を検討してみてください。