「タクシードライバーは体力的、精神的にきつそう」というイメージをお持ちではありませんか?
実際に、タクシードライバーは1日の勤務時間が15時間以上に及ぶことも珍しくありません。今回は、タクシードライバーの仕事のどんなところがきついのか、実例とやりがいを解説します。
タクシードライバーの仕事のきついところ
まずは、具体的にタクシードライバーの仕事のどこがきついのか、実例をもとに紹介します。
1.勤務時間が長くてきつい
タクシードライバーの勤務形態には、日勤・夜勤・隔日の3種類があり、なかでも勤務時間が長いのが隔日勤務です。隔日勤務は1日の拘束時間が平均15~20時間に及ぶため、慣れるまでにはきついと感じることもあるでしょう。ただし、出勤日の翌日は必ず休みがとれ(明け番)、1ヶ月の約半分が休日という事実もあります。
2.顧客対応がきつい
タクシードライバーは接客業です。そのため、運転に難癖をつける人、泥酔している人など、さまざまなお客様への対応が必要となります。とくに接客に慣れていない方は、精神的につらいと感じることがあるかもしれません。
3.地理を覚えるのがきつい
タクシードライバーとして働く以上、主要道路やランドマークはもちろん、近道や裏道なども覚えなければなりません。土地勘のない方や、道を覚えるのが苦手な方は、きついと感じてしまうでしょう。
タクシードライバーの仕事のやりがいとは
仕事にやりがいを見出すと、きついと感じることも楽しくなるかもしれません。ここでは、タクシードライバーの仕事のやりがいを紹介します。
1.努力が収入につながる
タクシー業界では歩合制が主流です。そのため、お客様を乗せれば乗せるほど、自身の収入も上がっていきます。実際に、コロナ禍でデビューしたドライバーが、1~2年以内に月収50万円を超える例もあります。
2。さまざまな出会いがある
タクシーを利用されるお客様は、仕事も年齢もさまざまです。車内で話が盛り上がったり、意外なつながりが見つかったりすることも珍しくありません。接客を気に入ってもらい、リピーターになっていただくことも。
3.地理に詳しくなる
乗務を続けていくと、近道や裏道を発見したり、独自のルートを編み出したりして、運転が楽しくなることでしょう。地理に詳しくなって効率的な乗務ができるようになると、タクシードライバーならではの達成感を味わえます。
まとめ
タクシードライバーの仕事はきついと思われがちですが、自分でコントロールできる部分も多く、自由度の高い仕事です。
最初はきついと感じることも、知恵と工夫次第で楽しく、やりがいのある仕事に変えることもできます。
ぜひ今回お伝えしたことを参考に、タクシー業界への転職を検討していただけたら幸いです。