コロナ禍以降、タクシーの転職は「頑張った分だけ稼げる」よりも、「安定収入」や「給与保証」が重視される傾向にあります。
長引く不況も相まって、転職後の安心感を得たいという方は多いでしょう。
そこで今回は、未経験からタクシー業界への転職を検討している方に、稼げるようになるまでの「安心」や「保証」について解説します。
祝い金や給与保証があるから安心
未経験からタクシー会社に転職した場合、もっとも不安な要素の一つが「お金」ではないでしょうか?
多くのタクシー会社はそんな未経験者の「お金」の不安を払拭すべく、さまざまな施策を用意しています。
それが「入社祝い金」や「給与保証」です。
入社祝い金とは、タクシー会社に採用が決まると給付される特別手当を指します。
タクシー会社によってバラつきはありますが、おおむね20万円~30万円が入社祝い金の相場です。
また給与保証とは、入社後3ヶ月間あるいは6ヶ月間に、一定額の給与が保障される制度を指します。
業績とは別に月30万円前後の給与が保障されるため、デビューした時点でのお金の心配がありません。
基本給+歩合給だから安心
タクシー会社の給与体系の大きな特徴のひとつが、頑張った分だけ稼げる「歩合制」です。
ひと昔前までは、完全歩合制のタクシー会社も珍しくありませんでした。
しかし、最近では「基本給+歩合給(+賞与)」の給与体系を採用するタクシー会社がほとんどです。
この給与体系では、仮に当月の歩合分がゼロでも、基本給分の20万円前後は支給されます。
しかし基本給は入社後3カ月~1年間のみ適用されるケースがほとんどです。
歩合給が基本給を超える場合、歩合給が適用される仕組みとなっています。
基本給はあくまでも入社後の新人期間の保障制度ととらえた方がよいでしょう。
基本給20万円であっても3カ月後には都内では30万以上稼ぐことが一般的なので、あまり基本給にこだわる必要はないと思います。
研修制度があるから安心
充実した研修制度があることも、未経験者の不安を払拭する要素と言えるでしょう。
タクシー運転手の研修制度は、6ヶ月~1年間を目安に実施されます。
現役ドライバーから直接アドバイを受けることができるため、予想よりも短期間で稼げるノウハウが身につきます。
研修後にしっかりと稼げるようになるためには、研修制度が充実しているタクシー会社を選ぶことが重要です。
まとめ
運転技術から接客マナー、売上アップのノウハウと、タクシー運転手は身につけることが多岐にわたります。
祝い金や給与保証も安心材料のひとつですが、何より「タクシー運転手としてやっていける」という自信をつけることが大切です。
そのためにも、転職活動ではしっかりとした研修制度を準備しているタクシー会社を選びましょう。