雪の日は電車やバスといった交通機関も麻痺してしまうため、タクシーの需要が大きく伸びます。
2014年2月は、後に「平成26年豪雪」と呼ばれる記録的な大雪が降りました。
東京都内ではこのとき、タクシーの無線配車の注文が通常の30〜40倍に上ったと言われています。
雪の日のタクシー需要は通常の20倍以上!?
雪の日は電車やバスといった交通機関も麻痺してしまうため、タクシーの需要が大きく伸びます。
2014年2月は、後に「平成26年豪雪」と呼ばれる記録的な大雪が降りました。
東京都内ではこのとき、タクシーの無線配車の注文が通常の30〜40倍に上ったと言われています。
しかし、交通機関が麻痺するほどの大雪になってしまうと、スタッドレスタイヤを履いたタクシーでも走行が困難です。
暖房などでかえって燃料代もかさむため、雪の日にタクシーの需要が高まっても、売上が大きく伸びるということはありません。
お客様に降雪地帯へ行くよう依頼されても、タクシー会社の判断によってはお断りする場合があります。
雪の日に安全にタクシーを運転するポイント
雪の日にタクシーを運転することになった場合、以下のことに注意しましょう。
スタッドレスタイヤでも油断は禁物
タクシー会社にもよりますが、早いところは11月頃からスタッドレスタイヤへの履き替えを始めています。
ただし、スタッドレスタイヤでも雪道の走行は油断禁止です。
路面凍結などによるスリップは避けられても、雪による視界不良までは防げません。
結局は乗務員の安全運転が第一
どれだけ対策を講じても、雪によるトラブルを完璧に防止することは困難です。
普段とは一変した雪道を走らなければならず、道路標識や表示が見えなかったり、他の車から追突されたりするリスクもあります。
だからこそ、交通事故を限りなくゼロにするための運転と心がけが重要です。
タクシー会社の判断で出勤を控える場合もある
タクシーの運転とは直接関係ありませんが、出勤時は問題なくとも、退勤時に雪が積もって会社から帰れなくなる可能性もあります。
また東京都心の大雪は1年に1回あるかないかの確率です。
雪道での自信のない運転手は、安全を優先して出動を控えることも考えなければなりません。
まとめ
結論を言うと、雪の日のタクシーは売上アップよりも、むしろ売上が減少する傾向にあります。
大雪の日に限らず、冬場の乗務は安全を第一に、無理のない範囲で運転するようにしましょう。