タクシー会社は「無線グループ」と呼ばれる組合に属しており、その無線グループによってタクシードライバーの働き方や売上も変わってきます。
今回は、東京のタクシー無線グループ大手4グループの特徴をご紹介しつつ、自分に合ったタクシー無線グループの選び方についても解説します。
タクシーの無線グループとは
無線グループとは、お客様の配車依頼を一括して受け、共有する企業の組合のことです。
お客様から無線グループの電話番号にタクシーの配車依頼が入った際に、その無線グループに加盟しているタクシー会社の中から、もっともお客様に近いタクシーに連絡が行き、いち早く配車できるような仕組みになっています。
つまり、お客様から配車依頼が入りやすい無線グループに入っていれば、タクシー会社は売上を上げやすく、タクシードライバーの収入にもプラスになるのです。
タクシー会社によっては、売上の9割以上が無線グループからの配車依頼で成り立っているというところもあります。
東京にも複数の無線グループがありますが、以下4グループは規模・依頼数ともにトップクラスです。
- 東京無線グループ
- 日本交通グループ
- km国際自動車グループ
- チェッカーキャブグループ
ここでは、東京の大手無線グループについて、それぞれの特徴を解説します。
東京無線グループ
東京無線グループは、主に東京23区、三鷹市、武蔵野市を中心に営業するグループで、緑にイエローのストライプのタクシー車両で広く知られています。
タクシー無線グループとしては国内最大規模で、東京特定指定地域内(東京23区、三鷹市、武蔵野市)で無線配車数ナンバーワンを誇ります。
また、サービスリーダーやタワーリーダーなど、一定の基準を満たしたタクシー乗務員は黒色ハイグレード車に乗ることが許される「上級乗務員資格制度」を取り入れていることも特徴的です。
日本交通グループ
日本交通グループは、東京の大手タクシー4社の一角を担う日本交通のグループで、主に東京特別区、東京都下を営業エリアとしています。
大手の共通タクシーチケットに加え、日本交通独自のチケットも発行しており、年間売上は業界ナンバーワンを誇ります。
また、六本木ヒルズや東京ミッドタウンなど、富裕層の利用客が多いエリアに専用乗り場を設けていることも大きな特徴と言えるでしょう。
km国際自動車グループ
km国際自動車グループは、東京の大手タクシー4社の一角を担う国際自動車株式会社のグループで、主に東京特定指定地域が営業エリアです。
タクシー内禁煙化の法令施行前から積極的に禁煙タクシーを運行したり、車内防犯カメラを利用したタクシー業界初の「忘れ物検知システム」をリリースしたりと、他グループに比べて先進的な取り組みを行っています。
チェッカーキャブグループ
当社が加盟するチェッカーキャブグループは、東京特定指定地域、東京多摩エリア、神奈川県を営業エリアとする無線グループで、グループの車両はラグビーボール型に市松模様の帯をあしらった行燈が特徴的です。
配車依頼はもちろん、グループ全体で流し営業に強みがあり、他の無線との掛け持ちや自社無線の運営を認めています。
保有台数は東京の無線グループで最大、タクシー利用客の利便性が高いことが支持されています。
まとめ
東京の大手無線4グループについて解説しました。
タクシードライバーへの就職・転職では、給与体系や勤務形態に注目が集まりますが、「無線グループ」という視点をひとつ追加することも大切です。
グループによって募集条件や経営理念、タクシー乗務員の教育・働き方なども異なるため、ぜひ本記事を参考に、自分に合ったタクシー会社を見つけてください。
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